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上原工芸紹介
はじめまして。沖縄県で彫刻業を営んでおります上原工芸です。
我々は主に黒檀という木材を使用した彫刻を行っております。
成長が非常に遅い黒檀は限られた地域でしか生育せず、また乱伐が進むことにより希少な木材として扱われています。
非常に硬く重い為、彫刻として用いられることが滅多にありませんが、
硬さを活かす事で緻密で繊細な彫りや、重厚で大胆な彫りなど幅広い表現が可能な木材です。



職人紹介
上原 弘(琉雲)
沖縄の工業高校を卒業後、珊瑚加工職人として働く。
その際彫刻の師でもある中村竹雲氏の作品と出会い、中村氏の工房のある神戸に渡り弟子入りする。
5年間の師事を受け、沖縄に戻り元の職場に復帰後、数年働いた後、個人での活動を始める。
当初は地域のお祭りやイベントにて活動を行っていたが、県外での百貨店催事に呼ばれるようになり、活動の場を徐々に県外に移していく。
現在は県外の百貨店催事を中心に活動している。
主に手がけているのは仏像や七福神の立体。
仏像は大まかなデッサンをした後、頭の中でイメージしながら彫っていき、顔の部分を仕上げる際はもっとも精神を集中させる時間と空間が必要になるそうです。少しでも気が散るとイメージ通りに彫れないという。
心が落ち着くまで作業を中断することもあるらしく、作品の仕上げには妥協を許さない人です。

上原 智也(荘雲)
上原弘の息子。
高校卒業後、大阪の専門学校で造形物の知識を学び、卒業後はモニュメントなどの立体造形物を制作する仕事に携わる。
その後、仕事の関係でフィギュアを制作する工房と出会い、3年ほど原型師として活動した後、沖縄に戻り上原工芸に入る。
フィギュア制作の経験を活かし、緻密な表現を得意とし、一風変わった彫り物を制作する。

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